NewZealandの車窓から 001

Aucland Eastern Line Britomart~Orakei

オークランドの近郊列車。通常はディーゼルカーで運行しているが、ラッシュ時間?のみ客車も使用している。日曜日は運休。

Wellington Station

首都の駅らしく建物はかなり立派。その上、電化されている。この辺りは、まだ撮ってない…

Glenbrook Vintage Railway

オークランドから1時間くらいで行ける保存鉄道。日曜日に運行されている。

—– 以前書いていたブログより —– 2005.3.7

ぼ~っとTVを観てると、たまに「世界の車窓から」を観てることがあった。その、「世界の車窓から」で今NewZealandの鉄道をやっているということを聞いた。Queenstown近くのKyngston Flyerも登場したようだ。NewZealandは景色の良い場所が多い、人口が少ないからなのかも…できればNewZealandに来る前に観てみたかった。

NewZealandに鉄道を撮りに来ていると放言している自分としては、負ける訳にいかない(?)。今まで撮ったNewZealandの鉄道を紹介してみようか、と検討中。続く限り・・・

初回は、NewZealandの鉄道事情から。1957年の路線図を見てみると、同じ時期の北海道を連想できるほど、あちこちに盲腸線があったことが分かる。その輸送品は、木材や石炭等の鉱物、オイルや一般貨物で、開拓に使われたのだろう。特に木材は昔のNewZealandの主要輸出産業が林業だったこともあって、Narrow gaugeでの輸送も各地で見られたようだ。現在も貨物は、上記の品物の輸送が行われている。
NewZealandの路線は残っていても貨物輸送のみで、旅客輸送に関しては壊滅的な状態と言える。旅客列車が日常の生活に登場してくる場所は、NewZealand最大の都市「Aucland」と、首都「Wellington」の2箇所のみ。長距離列車になると、都市間輸送の3往復が残るだけとなる。最近日本では、元祖ブルートレイン「あさかぜ」が廃止となって話題となったが、NewZealandでは昨年11月に唯一の夜行列車であった「Northener」(Aucland~Wellington)がひそかに廃止となった。
都市間輸送と言っても、その要素は薄いと言わざるを得ないようだ。特に南島を横断する「The Tranz Alpine」は、世界でも有数の風光明媚な車窓が楽しめる路線として、観光に人気の路線だ。よって、観光トップシーズンの夏季にはかなりの長編成での運行となり、起点駅であるChristchurch駅ですら、ホームの長さが足りない状態となっている。このように、観光用の鉄道の要素がかなり強く、はっきりと言ってしまうと、大都市以外の鉄道は貨物と観光用と断定できてしまう。2003年には、Christchurchから南へ行く「Southerner」が廃止となり、ガイドブックからも消えた。鉄道になじみのある人にとっては、鉄道が無くなると、その場所は行き難い所となってしまう。実際自分も、その事を知った時、DunedinやInvercargillといった街にどうやって行こう?やめようか?なんて思った程だ。
残りの2つの旅客列車だが、The Tranz Alpineに負けないほどきれいな景色を通過していく、と思っているのは自分だけだろうか? あまりに「The Tranz Alpine」の名前が大きくなり、その影になってしまっている感も否めないと思う。
上記の通常営業の鉄道以外に、NewZealandには多くの保存鉄道が存在する。鉄道発祥の国イギリスの影響が大きいのだろうか? ちなみに書店にはイギリスからの鉄道雑誌が多く見られるが、NewZealand発行の鉄道雑誌は不定期ということもあってか書店での入手は困難だ。各地の保存鉄道の起点の駅で売られていることが多い。その保存鉄道の数は、およそ15箇所。これらは、週末営業の場合が多く、全部は行ききれないと思う。
現段階では、まだ撮っている最中、途中である場所が多く、限定的な紹介になってしまう可能性もあるけど、その辺りはご容赦を…

 

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