NewZealandの車窓から 005
- 2012 9/23
- 投稿者 : madaran
—– 以前書いていたブログより —– 2005.3.26
Glenbrook Vintage Railway
Aucklandで、11月のある日「SLを見た」と聞いて、そのSLを探しに訪れたのが「Main Line Steam」の車庫兼レストア工場だった。工場の中を案内してくれた人に、いつ走るか聞くと、Grenbrookに行けば週末(Weekend)に走ってると教えてくれた。で、数日後の土曜日に行ってみたけど、誰もいない…Weekendは日曜日を指すことを学んだ。
自分の車を手に入れて、12月26日にやっとSLとご対面。さて、どうやって撮ろうか…持っていた地図だと線路がどこにあるかわからず、駅に行ってガイドブックを購入。略図だったけど、踏み切りやオーバークロスも載ってたから、それを参考に早速撮影場所探しに。
Glenbrook Vintage Railway(GVR)は、Grenbrook~Waiuku間約20kmの旧線を使った保存鉄道だ。Aucklandの南約60kmのGrenbrookが基点となっているが、この地は集落がある訳ではない。Mission Bush Branch(アルミ工場への専用線)からの分岐ポイントとなっている。過去には駅があったが、旅客は1948年に、路線自体も1967年には廃止となったらしい。
訪れたのがちょうど初夏から盛夏頃だったこともあって、沿線には花が咲き、緑の牧草が沿線を彩っていた。線路を見てると、思った以上にアップダウンがあり、丘陵地帯を走っていることを実感。ちょっと煙を期待して撮影場所を探した。
結局ここには、2回訪れたが、運良く2種類のSLを見ることができた。そして、撮りながら見ていて驚いたのは、両端の駅で給水するのではなく、途中に給水ポイントがあってそこで給水していたことだ。待っていると何故か途中で止まって動かないので、望遠レンズで見たら給水していたのだ。さらに中間ポイントの駅には、レストア工場・車庫もあって、列車もそこで数分停車する。
運転本数は、11時から15時の間に5往復、乗車時間は確か50分くらいだったと思う。
撮る方としては、アップダウンがあって煙を多少期待できるが、直線が多いことと、周囲の土地にファームが多く気軽に入れないからポイントが限定されてしまうのが残念な点だった。