—–　以前書いていたブログより　—–　2005.6.25

今ニュージーランドはLionsシリーズの真っ只中。各地のチームと戦って、今日はクライストチャーチのジェイドスタジアムでAll Blacksとの試合がある。
このLionsとは、正式?には「British & Irish Lions」という名前だ。その名の通り、イギリスの選抜チーム。ワールドカップだと、イギリスはサッカー同様それぞれの国で出場するから、この選抜チームは云わばドリームチームだ。それも、組織されるのは4年に一度。加えて南半球の3カ国(南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド)を順に回るから、12年に一度の大イベントだ。って6月11日にも書いてた…
で、タイトルの「Barmy Army」とは…
このLionsのサポーターのことを指す言葉だ。イングランドのサッカーはフーリガンでも有名だけど、ラグビーも母国だけに熱いみたい。Lionsツアーは約1ヶ月続くけど、それを観に来る人も多いようだ。TVのCMでもBarmy Armyが上陸してきたぞ!みたいな内容のものがあるし、実際のニュースでもキャンピングカーを借りて試合を追いかけながら旅行する人をピックアップしてたし…
TVのCM見てか、ショッピングモールで子供がBarmy Armyにブーイングをしているシーンも目撃…
そんな大きなイベントだけにクライストチャーチ市内も段々盛り上がってきている。試合当日の今日は、街の中央部の大聖堂前広場に、特設舞台とでかいモニターが出現。スタジアムに入れない人は、ここやパブで応援する。パブは長蛇の列…でも、Barmy Armyは15万人来ているという噂…人口約30万人のクライストチャーチが、今日だけは40万人以上?当然どこのホテルもロッジも満室…
ただ、Kiwiの関心はAll Blacksが勝てるかどうかの方が大きい。その上、各地のチームも勝つ気で戦っている…当然だろうけど、相手はドリームチーム…主力が出てないとは言えドリームチーム…そんな相手に全力で、一時はリードして、熱くなって…かなりイイ試合をしている。ニュージーランドはラグビーの国と思う瞬間だ。
市内を走るトラムもLions×All Blacksの幕や旗で飾られている。通常走っている3両にそれぞれ違う幕が飾られていたけど、どれもLions×All Blacksを象徴した文句や画だった。
そして、大聖堂前にはでかい、かなりでかい真っ黒な人型が登場…All Blacksが試合前にやるハカの一部を模ったものなのだろう…「STAND IN BLACK」という言葉とともに、あちこちにこのマークが出現している。

ついでに、地上波TVでは放送は1時間遅れの8時半から…これからこれから…