写真は事実?

—– 以前書いていたブログより —– 2005.3.30

ちょっと前に、Arther’s Pass方面に写真を撮りに行く途中で出会った光景。「朝靄の中に浮かぶ羊達」なんてタイトルがついて、絵葉書にもなりそうな1コマだ。確かに、きれいだし、撮る時も集中してた気がする。
ただ、事実はちょっと違う。この霧が問題。撮りに行ったのは「Tranz Alpine」であって、風景写真じゃない。でも、この後撮りたいポイントに近づくにつれ霧が濃くなり、濃霧となって露出は面舵一杯…予報は晴れマークだったのに…霧は予想できないものと、諦めて峠の反対側まで走ることになってしまった。
要するに、ここに写っている霧は、撮りたい写真が撮れずに、憤慨した「霧」なんです。
昔、何かのマンガで「写真は真実を写すが、事実とは限らない」なんて言葉を読んだことを思い出した…ちょっと違うかな…?でも、どんな写真にも創作Historyみたいなものがあって、意外な事実が出てきたりしてけっこうおもしろい。

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