NewZealandの車窓から 016

—– 以前書いていたブログより —– 2005.5.20

East Coast Main Trunk
昨日書いたBay of Plentyは、北島中部の東海岸の湾を指す。そして、その海岸線を走っているのがEast Coast Main Trunk(Frankton~Kawerau間)181.32kmだ。
この路線は、ちょっと複雑…
まず、この呼称が使用されはじめたのは1928年だが、1897年に政府がこの区間の大まかな計画を公布するなど歴史は古い。Karangahakeトンネル(1,006m)が開通し、1928年にFrankton~Taneatua間が全通した。1978年に南半球で一番長いKaimaiトンネル(8.85km)ができてからは、路線が変更されている。これによって、Karangahake Gorgeを越える区間が廃止となった。その一部の線路を使用しているのが、GoldFields Railwayという保存鉄道だ。ただ、Karangahake Gorgeの辺りは遊歩道となっていて、列車が走る勇姿が見られないのが残念だ。
現在Hawkens Junction~Taneatua間は使用されていないが、この区間はTaneatua Branchに格下げ?され、East Coast Main Trunkの終点はKawerauとなっている。
旅客扱いは、1928年の全通とともに開始した。Aucklandまでの所要時間がかかりすぎる等の問題があったが、1967年まで続いた。その後、Railcarのサービスも行われたが、2001年に打ち切られている。現在は貨物専用線。
沿線には、Tauranga港やKawerauの製紙工場などがある。また、この辺りはKiwiフルーツの産地としても有名。列車で運んでいるかは未確認…

写真の説明
①TaurangaよりHamilton寄りの辺り Kaimaiトンネルへと続く
けっこう頻繁に貨物が行き来していた。近くに見えたMt.Maunganuiは晴れていたのに、この辺は…

②今度はTaurangaのさらに東側で
2往復の貨物が確認できた。後ろの方に木材を積んでいた…できれば、前にして欲しかった…

③East Coast Main Trunkの旧線を使用しての保存鉄道「GoldFields Railway」
ここは、SLではなく小さなディーゼル?機関車で運転されている。
この時は、シャッター切る瞬間に陰った…

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